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2008年09月03日

通夜

高校のクラスメートが死んだ。
まだ若いのに、うちのクラスから2人目だ。
お通夜で初めて知った。バイク、好きだったんだな。モンゴルを旅してて、コケちまった。でも、亡くなる12時間前までは、本当に楽しかったんだってな。

4年前もそうだったけど、焼香あげたら自然に集まって、クラス会。
海城学園という中高一貫の、はっきり言って全国有数の超進学校。
その中の、落ちこぼれクラス。
成績劣悪の生徒達が集まった、全9クラスの中の、高2高3を共に過ごした海城高校3年1組。他のクラスは45、6人いるんだっけ?
うちのクラスはたったの31人。それがもう29人になっちまったよ。
文Aコースっていうんだ。うちら。
今は廃止になっちまったこのクラス。俺らがどれだけ救われたか。このクラスがなかったら俺は高校も卒業できなかったし。

文句あるか?文Aだよ。って廊下を歩いてた日々。
教室の1番後ろの席で漫画読んでた日々。
スポーツ大会だけでは他のクラスに負けたくないと必死になってたこと。
色んな先生の悪口。
先生にぶん殴られたこと。
進級ピンチチームの3者面談。
謹慎くらった話。
俺は文Aに行って、色んなプレッシャーから少し開放されて、ちゃんと自分のやりたいことを見つめられた。
「先生、うちの学校は才能のある、将来有望の少年が入学してくるんです。でも、6年間で青年になるんです。その過程で、本当に自分の才能、やりたいことを見つけていく場所が学校で、やっぱり学校だから、予備校になっちゃいけないんす。そんな大事な10代を担うのをわかってて欲しいんです。若者は大事なものを探しますから、押さえ付け過ぎるとちょっときついんす。俺は文Aに希望して行って良かったと思ってます。文Aがなかったら、今の自分はいないし、俺は本当に海城を卒業できて幸せなんす」
うちのクラスの担任の先生は、うちらのお酌を受けながら、うんうん、って話を聞いてくれてた。
文Aは良いクラスだったって。

今は、なくなっちゃったけど。

俺、超異端児だったかもしれないけど、月曜、バッコスの殺陣の稽古の帰りに居酒屋で飲んでたらさ、店員さんに「‥JUDY?に出てた役者さんですか?」って、初めて、全く知らない人に声かけられた!!すげー嬉しかった!!すげーことだと思っ!!
「はい、俺出てましたよ!ありがとうございます!!」


村上先生、今日はありがとうございました。
昔っからいつも自然体で、心があって、馬鹿な俺たちの話を嬉しそうに笑いながら聞いてくれて、ありがとうございます。

今日の最後は、先生を中心に「文A、オー!!」の円陣。

俺は、本当にあの頃があって、ここにいます。

まだまだ、行きます。どんなに底辺にいたって堂々と歩けますよ。

なんたって文Aですから!!
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