私たちは今から14年前、100人も入らない小さな劇場で旗揚げしました。
第29回公演の会場「あうるすぽっと」は300人入れます。
こんな立派な劇場で公演を打つのは、旗揚げ当初からすれば夢のようなことなのですが、劇団としての目標はあくまでももっと上でした。
演劇集団キャラメルボックスさんは、結成から13年で、1公演の動員数が40000人を突破したそうです。
古代ローマの円形闘技場「コロッセオ」がほぼ埋まる数字です。
私たちもそんな風になりたかったのですが、ここ数年は1公演の動員数が1000人前後で伸び悩んでおり、予算など様々な状況を考え合わせ、もうここが限界だと判断しました。
応援してくださる方々、支えてくださる方々も決して少なくないということは重々承知しており、また、心から感謝しています。
作品への自信も失っていません。
ただ、圧倒的大多数を動員できないなら、潔くスパッと諦めようということです。
解散公演『水質調査官』は割と落ち着いた感じの作品になる予定です。
派手なアクションエンターテインメントは第29回公演『スパルタクスの乱開発』で最後です。
どうぞお見逃しなく!